修了する諸君へ

2012年度専攻修了式式辞

本日,精密工学専攻前期課程を修了された54名の学生諸君に専攻教職員一同より心からのお祝いを申し上げます.皆さんおめでとうございます.
本日ご出席のご父母の皆様にも,ご子様が中央大学大学院精密工学専攻を修了され,希望に燃えて新たな門出の時を迎えられましたことに心からお祝い申し上げます.また,ご子様が本学に入学以来,学部・大学院を通した6年間に中央大学精密機械工学科並びに精密工学専攻に寄せられました皆様のご厚情,ご支援に対しても,教職員を代表してここに深く御礼申し上げます.

さて,ここにいる大部分の皆さんが入学された2011年は,2008.9に起きたリーマンショックによる世界的不況と長年続くデフレスパイラル,入学直前には,追い打ちをかけるように2011.3.11東日本大震災とレベル7となってしまった福島の原発事故という日本人にとっての価値観が大きく変わるような出来事を経験しました.その後も,ギリシャに端を発した欧州危機による中国を含む世界的な経済の減速と先の見えない不確実な時代が続いています.そんな中で,皆さんの多くは技術者として世の中に巣立っていくわけです.しかし,その不確実な時代を切り開いていくのが皆さんの使命です.ですから皆さん,何事にも勇気をもって果敢に挑戦し前進してください.そのために,皆さんは4年間の学部を終えた後,この2年間において、それぞれの分野で研鑽してきたはずです.この研鑽こそが,企業での2年間では得がたい貴重な経験であり,その経験を通して,皆さんは多様な問題に対する解決能力を身に付けてきたはずです.今後は,皆さんがこれまで築いてきた基礎の上に皆さん独自のものを一つでも多く築き上げ,何事にも対応できる本物の技術者となってください.もちろん,技術者以外になる人も,学部・大学院での勉学・研究を通して研鑽してきた問題解決能力は,いかなる職業に就こうとも,必ず必要になると思います.

中央大学精密工学専攻には社会人を対象とした博士後期課程があります.もし,将来自分の仕事などで更なる深い知見が必要となったら,会社に行きながら大学で研究を進め,博士(工学)の学位を取得することも出来ます.少しでもこの制度に興味を持ったら,躊躇せずに,指導教員だった先生に相談してみて下さい.もちろん,修了した研究室以外の研究室で研究したい場合も同様です.

本日皆さんは中央大学大学院精密工学専攻を巣立っていくわけですが,今後皆さんがどのような状況下にあっても,今,皆さんの周りにいる人達は大学院での研究生活を通して共に研鑽してきたかけがいのない友であり仲間です.是非とも中央大学大学院精密工学専攻の同窓であることを誇りに思い,末永い友情を育んでください.また,これまで皆さんを支えて下さった御父母・ご家族に対する感謝の気持ちを忘れないで下さい.

 

私達教職員は、今日の別れの寂しさよりも、立派な社会人となった皆さんとの再会のほうがはるかに勝るのです.ですから,皆さんには修了後も,是非とも大学・研究室へ顔を出してください.そして,皆さんが人間としてさらに大きく成長している姿をわれわれ教職員に見せてください.そのことが、全ての教職員にとって何事にも変えがたい喜びなのです.またその際には,皆さんの後輩にも社会人としての経験を色々話してください.そのことが,皆さんの後輩の今後人生に大いに役立つと思います.
最後になりますが,中央大学大学院の精密工学専攻で学んだことに自信と誇りを持って大きく羽ばたいてください.皆さんの健康と今後の益々のご活躍を心からお祈り申し上げます.そして,もう一度本日はおめでとうございます.

以上はなはだ簡単ですが,専攻主任として皆さんへの祝辞とさせていただきます.

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