戸井 武司 教授 修士2年:5人 修士1年:5人 学部4年:13人
戸井研究室では音、特に快音化について研究しています!!戸井研究室はテレビで紹介されることも結構あるので、テレビでご覧になった方もいると思います。
快音化という言葉は、あまり聞きなれない言葉だと思います。快音化というのは、(字の通りですが)音を快くすることです。
具体的な研究例として、デジタルカメラのシャッター音があります。カメラは基本的な性能で他の製品との差別化を図ることは難しくなってきています。そこで新たな付加価値を創造するために、撮影したときのシャッター音を良くします。
戸井先生は10年以上前に、ただ音を静かにする低騒音化だけをやればいいのかと、疑問を持ちました。そこで、音に付加価値をもたせるという快音設計の研究に踏み出しました。快音設計というのは、かなり新しい考え方で、今では企業でもさまざまな研究を進めています。
◆計算材料力学研究室◆
[どんな研究室?]
後楽園キャンパスの2号館5階2501B号室で現在、院生が8人、学部生が13人の計21人が研究をしています。研究室の雰囲気を一言で言うとすればアットホームな感じだと思っています。昨年度は度々お昼ゴハンに餃子やパスタ、おでんを皆で作って食べたりしていました(笑)。
休みの時を除き普段は週1で研究報告があるのでそれを基準に研究活動をしています。
[先生紹介]
辻先生はとても優しく面倒見のある先生です。週1で研究報告を聞いてくださり、一人一人的確に丁寧に指導してくれます。そのためにゼミの時間がとても長くなることもあります(笑)。
また研究が行き詰っている時や何から始めたらいいのか迷っている時にはいつでも心よく相談にのってくれます。先生が優しいのでみんなとてものびのび研究をしていると思います。
[研究内容紹介]
私達の研究室ではマクロの計算法(有限要素法)や様々な理論的な方法を使って、材料の変形や壊れる仕組みを解明する事を目的としています。具体的には、音を利用して衝撃力を測定する研究やレーザーを使って非接触で力や変形を求める研究を行っています。
また環境に優しい木材のマクロからミクロまでの機械的性質を求め、データベースを作成する研究や材料力学を肌で実感し、理解が深まるために、材料力学の教育に関する研究なども行っています。
三次元加工機 研究風景
引張試験機 衝撃力を測る装置
そのほかにも骨の修復の仕組みの解明、レーザーによる治療効果の検証といった研究も行っています。これらの研究は東京医科歯科大学 生体材料工学研究所の方と協力して研究を行います。
東京医科歯科大学の先生や東京電機大学や東京工科大学の学生たちとバイオデザイン分野という1つの研究室として活動しています。
15分かかる大学の行き来が少し面倒ですが…
日々充実して研究を行っています!
最後に研究の一例です。
↑は骨をモデル化したものです。
これを使ってどういう力をかけたときに骨がどのように変形するか、
シミュレーションをして骨の修復の仕組みを解明します。
辻研究室では前人未到の大地を開拓していこうという、意欲のある人を歓迎します!!
[辻研の特徴]
ゼミは基本的に週に1回あります。ゼミの内容は、分担で英語の教科書を読み、何が書かれているかを発表したり、自分の研究分野に近い論文を探して発表をしたりします。
また夏には那須塩原の先生の別荘に合宿に行きます!
那須塩原では茶臼岳に登り、南が丘牧場という所で牛を見たり、釣りをしたりして自然を満喫します。
去年は特にお風呂の後の卓球がとても盛り上がりました(笑)
合宿を通して皆交流を深めることができました。
2009年12月9日更新
2009 年9 月21 日
新型インフルエンザを含む感染症に対する精密機械工学科の対応について
精密機械工学科感染症対策委員会
ご覧の皆さまへ(お知らせ)12/9
本学科の感染症対応を理工学部の方針に準拠することになりました.
下記,取り消し線赤字での訂正が該当個所になります.
1. はじめに
今後冬季に向かって新型インフルエンザがますます猛威をふるうであろうことがマスコミ等で報道されています.このインフルエンザは弱毒性ですが感染力が非常に強いのが特徴で,最悪の場合は組織の機能マヒを引き起こすことが懸念されています.そこで,精密機械工学科では今回の新型インフルエンザを含む特定の感染症について,感染が学内に広がらないための対策をまとめました.
精密機械工学科の対策は,中央大学保健センターのサイトにある「感染症について」にまとめられている学内手続きを基本とします.
その上で学生諸君の安全,便宜を考慮して学科独自の対応を盛り込んだ対策を以下に示します.学内に感染が急激に広がることによって医療機関が混乱するなどの社会的な混乱を予防するために,また大学の機能マヒを予防するために学生諸君の自覚と協力をお願いします.
2. 学生に感染または感染の疑いがある場合
(1) 出校停止について
中央大学では,中央大学保健センターのサイトにある「感染症について」の表に指定されている感染症(以後単に感染症という)について,学内感染を予防するために感染または感染した疑いがある学生に対して出校停止(登校してはならない)を命じます.
しかし,出校停止によって欠席した授業に関して不利益を被らないよう配慮がなされますので,安心して治療に専念して下さい.
(2) どのような場合が(出校停止に)該当するのか?
次のいずれかに該当する場合は速やかに項目(3)の手続きをとって登校を停止して下さい.
ⅰ) 感染症に感染した場合
ⅱ) 症状から感染症に感染した疑いのある場合
ⅲ) 身近に一緒にいた者(同居家族を含む)が感染し,自分にも感染の機会があったと考えられる場合
※ただし,
「身近に一緒にいた者(同居家族を含む)が感染し,自分にも感染の機会があったと考えられる場合」
は,出校禁止ではなく,各自で登校の判断をして下さい.
判断に困るような場合には理工学部事務室または保健センターに連絡して指示を仰いで下さい.
また,この場合の再登校時の医師の診断書の提出は不要とします.
(3) どのような対応をとるのか?
① 項目(2)のいずれかのケースに該当することが判明したら,
ただちに精密機械工学科の専用アドレス
health@mech.chuo-u.ac.jp
に,学籍コード,氏名,項目(2)のⅰ)~ⅱ)のどのケースによって登校を停止するのかを報告して下さい.
② 理工学部事務室へ「感染症に感染又は感染した疑いの届出書」を郵送またはFAX して下さい.
中央大学保健センターのサイトから届出書サンプルをダウンロード出来ます.
→ダウンロード「様式①「感染症に罹患又は罹患した疑いの届出書(PDF)」
届出書の提出先は次のとおりです.
〒112-8551 東京都文京区春日1 丁目13-27
中央大学 理工学部事務室 教務担当
Tel. 03-3817-1715, Fax. 03-3814-0955
③ 治癒して登校可能になったとき,または指定された感染症に感染していないことが明らかになったときは理工学部事務室へ「治癒証明書」を提出して下さい.
中央大学保健センターのサイトから証明書サンプルをダウンロード出来ます.
→ダウンロード「様式②「治癒証明書」(PDF)」
証明書には必ず担当医師の署名と捺印を受けて下さい.
④ 理工学部事務室で「感染症に感染又は感染した疑いによる出校停止に伴う授業配慮願」の用紙を交付してもらって下さい.
ただし,交付を受けられるのは上記の項目②, ③の手続きがなされている場合だけです.
用紙をもらったら必要事項を記入して,精密機械工学科事務室(2326 号室) それぞれの授業時に教員へ提出し指示に従って下さい.
3. 教員に感染または感染の疑いがある場合
教員は登校できませんので,授業は休講になります.この場合の学生諸君への連絡は通常の休講と同様に掲示とインターネット上の理工学部のサイトの休講情報によって行われます.
ただし,ある授業が休講になったからといってその授業の担当教員が担当する他の授業科目がすべて休講になるとは限りません.代わりの教員が授業を継続する場合もありますから,休講掲示は必ず授業科目ごとに確認するようにして下さい.
履修科目の担当教員に感染または感染の疑いがあることが判明した場合は,念のために毎朝体温測定を行って体調の変化の有無をチェックして下さい.
以上.
研究室に所属している学部生,院生は下図を参照してください.
ロボット工学研究室の名の通り、ロボットを扱います!ロボットが好きにはおススメです。
研究室は大きな部屋が2つ(デスクワーク室と実験室)と小さな部屋が2つあり大学院生12人、学部生11人と23人で研究してます。
デスクワーク室にはパソコンがあり、シミュレーションをしたり勉強をしてます。
実験室には実験機の他、工作機械や工作デスクもあり、実験機部品や電子回路作成を自ら行います。
電子工作風景 研究風景
私たちの研究対象としているロボットは、産業で活躍するロボットです。
大きく分けて移動ロボット、複数台ロボットの協調制御について研究しています。
移動ロボットとしては車輪型、ワイヤ懸垂型、脚型があります。
その他、ホイールローダ(建設機械)の完全自動化も目指しています。
全方向移動ロボット 天井走行型クレーン
・4つの車輪を最適に制御することで ・走行中のクレーンの振動抑制をします
自由自在に移動できます!
滑りを利用した協調制御 ホイールローダー
・滑りを利用したハンドを搭載した2台の ・完全自動化のための効率の良い
マニピュレータで協調制御します。 掬い取りを研究しています。
制御工学、ロボット工学をベースとした幅広い知識と技術が身につきます。
理論的なアプローチはもちろんのこと、ハードウェア(実験機、回路)からソフトウェア(プログラム、シミュレーション)まで技術者に必要とされる技量が身につきます。
大学3年次までに学んできたことを実践できる場が必ずあります!
春には新メンバー歓迎会と称して一泊二日の合宿があります。勉強ではないです、純粋な遊びです。ここから上級生から下級生まで一気に仲良くなっちゃいます。
そして夏には4年生を対象としたライントレーサー大会を研究室内で催します。
ライントレースマシンはすべて手作り。プログラムも自作し)、順位を競います。
ここでロボットの基礎を学べます。(優しい上級生が手取り足取り教えてくれます)成績優秀者にはもれなく景品が!!
また、9月になるとスイスから留学生が研究室にやってきます。
なんと国際交流が研究室内でできてしまいます。英語苦手な人も全然平気!
みんなさんジェスチャーで頑張っています。前期後期の終わりには飲み会があります。このようにとっても楽しい研究室です。
ちなみにゼミが週に1度あり、各自研究の進み具合を報告しなければならないのでしっかり研究できます。
2009大隅研究室の合宿
夏のイベント、ライントレーサー大会
留学生の歓迎会
大隅研究室の公式ホームページもあるのでぜひご覧ください。
https://www.mech.chuo-u.ac.jp/~osumilab/
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生産情報システム研究室の紹介
- Life Cycle Product modeling and Simulation –
*メンバー構成*
生産情報システム研究室は,
教授:1人 学部4年生:11人 修士1年生:3人 修士2年生2人
の計17人で日々楽しく研究活動しています!
通称,平岡研や上記の略称でLCPSと呼ばれます.
他の研究室と比べると人数は少ないですが,学年の差を関係なく誰でも打ち解けられるオープンな環境です!
↑8月8日のオープンキャンパスの様子
*研究テーマ*
基本的な研究内容はC,C++,Java等の言語を用いてソフトウェアやシステムを構築することです.しかし,それだけに留まらず力学的な運動解析や動作シミュレーションなども行うので,人によってはロボットについての研究もしています.
これらのテーマは大きく分けて4つのグループに分かれ,簡単な研究内容は以下の通り↓↓↓
<!–[if !supportLists]–>① <!–[endif]–>STEP規格(ISO 10303)班 技術領域⇒Java言語,Express言語
製品設計者が部品同士のつながりの様子を把握するための製品モデリングツールの開発を目指しています.
↑独自に開発した製品モデリングツール
<!–[if !supportLists]–>② <!–[endif]–>部品エージェントシステム班 技術領域⇒C++言語,Java言語,RFIDの設備
製品の生産から廃棄までの一生を効率的に管理するために,製品単体さらには部品レベルまでの固体管理の実現を目指しています.
↑部品個々の情報を管理している様子
<!–[if !supportLists]–>③ <!–[endif]–>劣化・故障解析班 技術領域⇒C++言語,OpenCV,機構設計
消耗部品は使用上,劣化が避けられないものです.その劣化の進む様子を測定し,部品寿命を解明することを目指しています.
↑劣化解析のフローチャート
<!–[if !supportLists]–>④ <!–[endif]–>力情報班 技術領域⇒C++言語,MFC,ロボット設計
ディスプレイ上に投影された組立モデルを,自由度を制限することで効率よく操作し,誰にでも簡単に組立作業を完了できるシステム(自由度を制限したシステム)の構築を目指しています.
↑組立シミュレーションの様子(左:ヴァーチャルリアリティ内での組立実験,右:現実空間での組立実験)
当研究室はよく「プログラミングばかりやってるんでしょ?」と思われがちですが,実は部品情報管理システムやソフトウェアの開発に始まり,部品組立のためのロボット製作まで幅広い研究をしているんです!
*定期研究会*
当研究室では,約週1回のペースで研究会があります.
研究会とは,その週の研究の成果を報告する場で,教授と共に今後の研究の指針などを話し合います.ここで教授に頂いた助言を基に次回の研究会までの目標を各自で立てます.
こう書くと堅苦しい議論の場と思われるかもしれませんが,それぞれの問題や悩みを上記4つのグループで共有する有効な場となっています.
研究会の様子は後日upします...
*雰囲気*
学部生,院生の年の差を関係なく非常に仲の良い研究室です.
時にはみんなで飲みに行ったり,ボウリングに行ったり,麻雀をしたり(笑)・・・日々楽しく過ごしています!
また研究についてもそれぞれのペースで進めることができるので,本気で研究をしたい人にも,就職が決まって遊びながら研究をしたい人(笑)にもどちらの場合にも向いていると思います.
この記事に目を通していただいて疑問・質問などあれば是非2549室にお越しください!
学部3年生を対象とした精密機械実験の講義では、皆さんに各研究室で実験を行ってもらい、その結果、考察をレポートにまとめて提出してもらいます。ただ聴いているだけの講義とは違い、まさに4年生での卒業研究の準備運動という位置づけになるでしょう。また、実験内容は各研究室の特色が現れているものが多く、今後の研究室選びにも大いに参考になると思います。今回は数ある実験の中でも井上研究室担当の
スナップフィットファスナーの機械的特性値計測とモデル計算
についてご紹介します。
≪スナップフィットファスナーとは?≫
皆さんは「スナップフィットファスナー」って知っていますか?何だか長い名前ですが皆さん絶対に見たことがあるはずです。
正解はこれ↓
分解状態 組立状態
この様な締結具のことをスナップフィットファスナーと言います。バックの留め具やリモコンの電池カバーなど日常のいたる所で目にしますが、名前を知っている人は少ないのではないでしょうか?
種類も様々なものがあります。
今回の実験で用いるタイプ U字タイプ
スナップフィットファスナー機構は、主にプラスチック材の締結の際に用いられる締結機構で、プラスチックの弾性変形を利用した締結機構です。皆さんも経験があると思いますが、スナップフィットファスナーは組立・分解が非常に簡単に行えます。そのため製品の組立性・分解性の向上に大きく貢献できる締結機構です。組立て作業の単純化は生産性の向上につながります。また特に近年では、環境への配慮から廃製品のリサイクル・リユースを積極的に進めていかなくてはなりません。そんなとき、製品の分解性を向上できるスナップフィットファスナー機構は、廃製品の解体を容易にし、リサイクルコストの削減を可能にします!!まさに縁の下の力持ちです。
≪実験の概要≫
スナップフィットファスナーを実際の製品設計に取り入れるには、その締結力の正確な予測が必要不可欠です。本実験では、スナップフィットファスナーを材料力学の「片持ちはり」のモデルとして考え、組立力・分解力の理論式を構築しています。
実験で使うスナップフィットファスナー はりのモデル
それらの理論式の計算結果と実験で測定した結果の比較考察が本実験の主な目的です。
皆さんが大学の講義で習う材料力学も、その知識が実際にどのように生かされるのかがわからなければ単なる数学でしかありません。しかし、この実験を行うことで皆さんの知識が確かに製品設計の場で応用されていることが実感してもらえると思います!!
≪実験内容≫
実験ではビーム長さの異なる3種類のスナップフィットファスナーを用いて以下の3種類の実験を行います。材質はABS(アクリロニトリル・ブタジレン・スチレン)、PP(ポリプロピレン)、POM(ポリアセタール)の3種類です。
①組立力・分解力の実測実験
スナップフィットファスナーを台座に対して押し込む時の力(組立力)と引き抜く時の力(分解力)の最大値と、その時に生じる変形量を計測します。
実測値と理論値にはどの様な違いが出るでしょうか??
装置の外観
②剛性の測定実験
ここではスナップフィットの剛性を測定します。剛性とは材料の「変形しにくさ」を表し、材料に与える力と変形量の比で求めることができます。ここでは、スナップフィットを下から押し上げて変形させ、その時の変形量とそれに必要な力を計測し剛性を求めます。
ビーム長さの違いは剛性にどの様な影響を与えるでしょうか??
実測値と理論値にはどの様な違いが出るでしょうか??
装置の外観 押し上げられるスナップフィット
③摩擦係数の実測実験
スナップフィットファスナーは組立・分解の際に台座から摩擦力を受けます。ここでは、理論値計算に必要な摩擦係数を実測していきます。摩擦係数は摩擦力と垂直荷重の比で表わされ、重りを乗せることで垂直荷重を与え、下の板を左右にスライドさせたときの摩擦力を測定します。
垂直荷重の変化が摩擦係数に与える影響は??
装置の外観 板と試験片の摩擦力の測定
以上の3種類の実験を行ってもらいます。実験のボリュームがかなり多いので効率よく実験を行うことも求められます。わからないことはTAに聞きましょう!!
≪講義風景≫
講義風景はこんな感じです。
最初に先生によるイントロダクションがあります。
レポート作成へのヒントがあるので寝ないように!!
実験開始!!
皆で役割分担して、うまく連携をとることが実験を素早く終える秘訣!?
ハンドメイド感バツグンの実験装置は井上研のメンバーが自作したものです!!
パソコンがやや古いですが来年からは新しいパソコンを導入予定です。乞うご期待!!
レポート提出時には先生の厳しいチェックが入ります!!
他人のレポートの丸写しは通用しないのだ\(^0^)/
実験の講義では「予習」、「実験」、「レポートの作成」の3つがセットで成り立っています。予習をしておかないと、何をしているのかわからないまま講義が終わってしまいますよ!!教科書を読んで内容を把握してから実験に臨めるようにしましょう。またレポート作成では、実験結果を十分に考察することが求められ、それらを分かりやすくまとめる工夫(どんなグラフを描くと効果的!?などなど…)が必要となります。4年生の卒業研究の予行練習だと思って取り組んでみてください。
以上が精密機械実験「スナップフィットファスナーの機械的特性値計測とモデル計算」の講義紹介です。スナップフィットファスナーは井上研(生産環境工学研究室)の主要研究テーマの一つでもあるので、興味を持った方はぜひ2310室の井上研に遊びに来てください!!
こんにちは生産環境工学(井上)研究室ですッ!!
今日は私たちの研究室を紹介します♪
○メンバー構成○
井上研究室は
教授:1人 学部4年生:9人 修士1年生:2人 修士2年生:3人 の計15人です♪
他の研究室と比べると人数が少ない方なので、部屋が広々と使えますッ☆
○井上研究室の週例ミーティング○
井上研の週例ミーティングは週に一回です。
曜日・時間は、その年の学生の授業履修状況と先生の授業や会議の都合で決まります。
内容は学部生の一週間の成果の発表で、発表に対して他の学部生と院生と先生からの質問、アドバイスをもらいます。
なかなかシビアな質問が飛ぶことが多いので、特に前日は資料準備で学部生は必死です。
しかしこのミーティングでの質問やアドバイスがないと研究が進まないので、避けて通るわけにはいきません。
その分終ったあとは社会人の金曜日のように浮かれちゃうことが多いです笑
こんなかんじで↓
タコ焼きパーティー中
みんな楽しそうですねッ★
○井上研究室を一言で言うと○
この質問をしたところ
「きつい」「苦しい」「汚い」の3K
という意見が。。。確かに間違いじゃないですが笑
でもこうやってネガティブな答えが出てしまうのは、みんなが研究を頑張ってる証拠ですッ!!
頑張ってなければ辛さなんて感じないですもんね☆
また、先生はよく
「勉強する習慣をつけてもらいたいんだよねぇ~」
とおっしゃいます。
今思う存分3Kを味わえば勉強をする習慣をつけることもできるかもしれないですね☆
そんな井上先生はどんな先生なんでしょうか??
○井上英夫教授の紹介○
井上英夫先生は、材料加工学(2年前期)、精密機械製図(2年後期)、工作機械学(3年前期)、精密機械工学実験A(3年前期)、生産システム工学(3年後期)の授業を担当しています。
趣味は野球!!好きな食べ物は茨城名物の納豆!!笑
経済産業省の研究所(現産業技術総合研究所)から1997年に中央大学の教授としてこられた先生です!!
では研究室生に先生について聞いてみましょうッ♪
ある修士1年生は「微笑の貴公子」と言っていました。貴公子の意味を辞書で再確認したくなりますねッ★
またある修士2年生は「話のレベルが高すぎて理解できないときが…」「普段は優しいけど、厳しいときは厳しい」と言っていました。さすが教授ッ!!
またある学部4年生は「ごはんに連れてってくれる」と言っていました。
うそじゃありませんッ!!
何度ラクーアで御馳走になったことか笑
何度デザートに生協のアイスを御馳走になったことか笑
そんな井上先生の暑いご指導のもと私達は研究に没頭する毎日を送っています笑
○主な研究内容○
①小径タッピンねじの締結制御に関する研究
タッピンねじとは、自らがめねじの加工を行いさらに締結を行うことができるねじです。家電製品を中心にいたる所で使用されているので気付かないうちに手に取ったことがある
のではないでしょうか?種類が豊富で、ねじの直径が同じでもピッチやねじ山の角度、先端の形状が異なるなど多彩なオプションがあります。
従来タッピンねじの締結は経験則に基づいて行われていましたが、本研究では各種タッピンねじにおける最適締結手法を「締結プロセスモデル式」を武器に考えていきます。タッピンねじの「加工+締結」の機能を十分に発揮させ、より信頼性の高い締結を行うためにはどうしたらよいでしょうか?これが最大のテーマとなってきます。
実験装置は既存のねじ締め装置に計測器が付加されて実験システムとして利用出来るようになっています。
完成品を買ったのではなく、要所要所自作です。ここが井上研のすごさ!!
実験装置での計測したドライバトルクの波形が次のようになります。
②プラスチックボルトの締結管理
ボルトを利用した締結管理は、他の締結部品に比べ組立分解が容易であることと高い保持力という利点から、作業効率の安定やメンテナンス向上、さらにはリサイクル性能や環境負荷低減に貢献しています。今までの金属ボルトと比べ、プラスチック材料では物性値の違いから破壊原理が異なってきます。そのため締結時における応力分布を解明する必要があり、本研究では解析ソフトを用いてボルト締結時の応力やひずみの分布を調べています。
さらに、詳細な解析モデルの作成を目指すため、ボルトから切削し取り出した試験片を用いた曲げ試験を行い、物性値を求めています。
また本研究ではプラスチック特有の応力緩和現象が及ぼす軸力低下を問題視しており、締結後の低下理論式の構築と実証実験を行い、締結管理信頼性の向上を目指しています。
我が研究室の必需品、NC加工機
NC加工機で実験用にプラスチックボルトを加工中。。。
③固体高分子形燃料電池の反応部(セル)の構造設計
燃料電池の原理とは、水の電気分解の逆の現象により発電するというものです。すなわち、水素と酸素の反応によって生まれるe-が電気となり、副産物として水ができます。この反応が起こる部分を「セル」と呼んでいますが、セルの中にある反応膜の湿り具合により反応効率が大きく変化します。現在、反応生成水がセル内に偏って蓄積してしまう現象により、セル内の水分バランスが不均一になり、反応効率が低下してしまうことが燃料電池開発の問題点のひとつとして挙げられます。
燃料電池の研究者というと化学専攻者が多い中、井上研究室では機械専攻者の視点からセルの機構設計を行います。具体的には、水素ガスと空気(酸素)の供給流路を設計し、生成水を排出しやすくします。これにより水分バランスを改善させて、反応の高効率化を目指します。
最近やっと運転可能となった評価装置。ガスの温度・湿度・流量、発電電圧を測定できます。
④製品の引き剝がし解体に関する基礎研究
昨今、自動車など工業製品の組み立てにも粘着テープが使われるようになり、その用途が拡大しています。その一方で、環境に配慮して組み立てた製品を解体・リサイクルする必要性も同時に高まっています。そこで、本研究では粘着テープによって接着された部品を機械によって引きはがし解体することを目的とし、引きはがす角度や速度が引きはがす力の大きさにどのように影響するのかを理論化し、考察しています。現在は、テープがちぎれ、部品に残ってしまうという問題を解決するために、主にテープの破壊について考察しています。
井上研で僕と握手☆
以上が主な研究内容ですが、これ以外の研究をして卒業した学生はたくさんいます。
井上研究室はテーマ立ち上げからすべて自分一人で行うので、やりたいことなら何でも提案することができますが、その分責任が重いです。
しかし理論的に物事を考える力がつくので、とても良い研究スタイルだと私は思います!!
そんな井上研のイイところをまとめてみました↓↓
○井上研究室のイイところ○
①やりたい研究は何でも提案できる!!
②パソコンの台数が多く、09年度卒論生は一人一台パソコンが使えている!!
以上ですッ☆
精密機械工学科入学を目指している皆さん、
研究室選びに迷ってる3年生の皆さん
オープンキャンパスや学園祭のときはぜひ2号館の生産環境工学研究室(井上研究室)に遊びに来てください!!
そして他研究室のみなさん、これからも井上研究室をよろしくお願いしますッ☆
梅田研究室は,梅田先生と助教の寺林先生を中心に,院生10人,学部生12人で活動しています.学年ごとの仲が良いのはもちろんのこと,先輩後輩関わらず仲が良く和気藹々としていて,居心地のいい研究室です.研究に関しては,自由な雰囲気で,与えられたテーマの中で自分のペースで進めることができます.
梅田先生は穏和な方で,大変面倒見の良い先生です.研究に行き詰まったときは,的確なアドバイスで手助けをしてくださいます.また,大変気さくな方でもあり,研究の話だけでなく日常会話なども気軽することができます.
知的計測システム研究室と言うと何をやっているのかわかりづらいですが,簡単に言うと画像処理をいろんなことに生かすことを目的とした研究室です.具体的には,監視カメラに画像処理をして,不審者を検出するシステムの考案や,インテリジェントルーム(写真左)と呼ばれる室内に設置された複数台のカメラで,人が行うジェスチャを認識し,ジェスチャで家電などを操作すると言った研究を行っています.また,現在は生産中止になってしまいましたが,AIBO(写真右)を用いた研究もしています.
研究会は基本的には週1回で,前回からどれだけ成果が出たかを報告し合います.週1回と言っても全員がやるわけではなく,研究内容によって3グループに別れているので,1回の研究会で1グループずつ発表をします.そのため,研究報告は実質月1回で,その報告に向けて研究を進めます.
梅田研究室では,毎年夏に合宿という名目で泊まりがけで遊びに行きます.合宿というと勉強とかするのかなと思いがちですが,勉強などは一切せず,ただただ遊びます.この合宿を通してみんなの仲がより一層深まります.
研究室のHPもあるので興味があったら覗いてみてください. → 梅田研究室HP