2009年度 精密工学修了式

学科卒業式に引き続き,精密工学専攻修了式が開催されました.
2009年3月24日(水),15:00~,5334号室

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専攻主任祝辞

本日,精密工学専攻を修了された博士後期課程2名,前期課程50名の学生諸君に学科・専攻教職員一同より心からのお祝いを申し上げます.皆さんおめでとうございます.

 本日ご出席のご父母の皆様にも,ご子様が中央大学大学院理工学研究科精密工学専攻を修了され,希望に燃えて新たな門出の時を迎えられましたことに心からお祝い申し上げます.またご子様が本学に入学以来,学部・大学院を通した6年間または後期過程のプラス3~4年間,中央大学精密機械工学科及び精密専攻に寄せられました皆様からの多くのご厚情,ご支援に対しても,教職員を代表してここに深く御礼申し上げます.

 まず,後期過程を修了される2名の皆さん,後期過程での皆さんの並々ならぬご努力により,本日,博士(工学)を授与されました.心よりお喜びいたします.皆さんは,技術者として再スタートし,または,特許庁審査官としてこれからを歩んでいかれると聞いております.本日皆さんは,中央大学大学院を巣立つわけですが,今後,社会に出ても,中央大学大学院精密専攻で研鑽を積んだことを誇りに,より一層の飛躍を期待しております.

 前期過程修了の皆さん.ここにいる大部分の皆さんが大学院に入学された2008年の秋には,アメリカ発のリーマンショックのため,世界同時不況となり,ちまたでは,いわゆる勝ち組みと負け組みに二極分化された格差社会となり,“非正規雇用”,“ワーキング・プアー”等が社会問題となっています.また,大学生の就職内定率が2/1現在で前年同期6.3ポイント減の80.0%で,就職氷河期といわれた2000年度の81.1%をも下回る過去最低となっています.そんな中でも,皆さんの中の大半が正規雇用の技術者として世の中に巣立っていくことができました.このことは,大変喜ばしいことですが,喜んでばかりもいられません.先ほども述べましたが,世界同時不況のなか,生産台数,利益とも世界一であったトヨタ自動車でさえ,販売不振と世界的リコール問題で苦しんでいます.特に,リコール問題は,トヨタの技術の信頼性の根幹を揺るがすものです.この原因の一つとして技術者の能力低下が上げられます.皆さんには,是非とも技術立国日本を背負ってたつ技術者を目指してください.そのためにも,中央大学大学院精密工学専攻での研究を通して学んだ,論理的思考能力,問題解決能力,説明能力,そして研究室のスタッフ・先輩として先生と共に,研究室の4年生の卒業研究の指導を通して得られた管理・指導能力をさらに向上させるためにより一層の努力してください.また,大学院後期過程に進学する学生は,さらに高みの研究ステージに進み,3年後には前期過程での研究成果以上の成果を挙げ,本日巣立つ2名の先輩のように立派に社会に巣立ってください.もちろん,技術者以外になる人も,大学院での研究を通して鍛錬してきた論理的思考能力,問題解決能力,説明能力は今後,いかなる職業に就こうとも,必ず必要になると思います.

 世の中の状況を考えると,皆さん自身のこれからの人生も決して平坦とは言えないでしょう.しかし,皆さん,そんな状況でも恐れず・ひるまず・立ち尽くさないで下さい.そして,自分の力を信じて前進してください.

 そして将来,自分の仕事で更なる深い知見が必要となったら,もう一度大学で研究をしてみたいと思ったら,中央大学精密工学専攻には社会人を対象とした博士後期過程があります.先ほども述べましたように,本日も1名の社会人ドクターが皆さんと一緒に精密工学専攻を巣立ちます.また,現在1名の社会人が後期過程に在籍し,来年度も新たに1名の社会人が後期過程に入学してきます.社会人博士後期過程では,皆さんが望むなら,会社に行きながら大学で研究を進め,博士(工学)の学位を取得することが出来ます.是非とも,このことは皆さんの記憶に留めておいて下さい.そして,少しでも社会人博士後期過程に興味を持ったら,遠慮せずに,指導教員だった先生に相談してみて下さい.もちろん,修了した研究室以外の研究室で研究したい場合も同様です.

 本日皆さんは中央大学大学院精密工学専攻を巣立っていくわけですが,これから皆さんが社会人となり幾つになっても,どんな地位になったとしても,今,皆さんの周りにいる人達はかけがいのない友達に変わりありません.大学院での研究生活を通して文字通り寝食を共にし,時間の経つのを忘れて議論を戦わせ,また時にはいっしょに酒を酌み交わし青春を謳歌してきたかけがいのない仲間です.是非とも同窓であることを誇りに思い,末永い友情を育んでください.また,これまで皆さんを陰になり日向になり支えて下さった御父母・ご家族に対する感謝の気持ちを忘れないで下さい.

 私達教職員も,本日で皆さんとお別れとなりますが,別れの寂しさよりも皆さんが中央大学大学院精密工学専攻の修了生として,社会の多方面で活躍してくれることへの期待の方がはるかに大きいものです.ですから,皆さんには修了後も,是非とも大学・研究室へ顔を出してください.そして,皆さんが精密工学専攻で築いた基礎の上に,多くのものをしっかりと築き,さらに大きく成長している姿をわれわれ教職員に見せてください.そうして頂くことが,ここにいる全ての教職員にとって何事にも変えがたい喜びなのです.また,大学・研究室を訪問した際は,皆さんの後輩にも社会人としての経験を色々話してやってください.きっと,皆さんの後輩の今後に大いに役立つことだと思います. 

 そして,繰り返しになりますが,皆さんは中央大学大学院の精密工学専攻で学んだことに自信と誇りを持って大きく羽ばたいてください.皆さんの益々の健康と今後のご活躍を心からお祈り申し上げます.そして,もう一度本日はおめでとうございます.

 最後になりますが,皆さんもご存知のとおり,村奈嘉教授も本日皆さんと一緒に中央大学をご卒業になります.皆さん,感謝の意味をこめて,村奈嘉教授に拍手を送りたいと思います.

 以上はなはだ簡単ですが,専攻主任として皆さんへの祝辞とさせていただきます.

学位授与式

   

修了生総代挨拶

  

三浦賞 大森隼人

 

ベストプレゼンテーション賞 小谷野 高徳,所 勇輝,前田 浩之

   

同窓会表彰

   

自動車技術会 大学院研究奨励賞表彰 小林 真也

 

閉式


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