新妻教授がVincze David氏(ハンガリー・UNIVERSITY OF MISKOLC)と研究交流を実施しました

精密機械工学科の新妻 実保子教授が、UNIVERSITY OF MISKOLC(ハンガリー)のVincze David氏と研究者交流を実施しました。

<受入研究者氏名>
Vincze David

<国名>
ハンガリー

<所属>
UNIVERSITY OF MISKOLC

<受入期間>
2019年11月20日~2022年5月19日

<受入区分>
第3群

<研究者交流の内容>
Vincze博士は受入研究室の装置を活用し、ロボット制御のための動物行動学に基づく行動モデルを実装、最適化するために、新しい制御フレームワークとファジー論理に基づく機械学習アルゴリズムに関する研究に取り組んだ。 さらに、犬と人とのStrange Situation Test から獲得された愛着行動だけでなく、日常の多様なHRIシナリオにおける人とロボットのインタラクションセッションからロボットの行動モデルに関する知識抽出を容易にするために、HRI実験における行動パターンを自動的に獲得するEthologically Human-Robot Interaction Observer フレームワークを開発した。受入研究室の観測システムと統合し、実際の物理的環境で実際の参加者とともにHRIに関するテストを行うことができ、インタラクションの自動的なコード化に取り組んだ。インタラクション内容の自動的なコード化は、今後のHRI実験の比較実験を行うための有用なツールとなると期待される。

Vincze David氏を交えたグループミーティングの様子

Vincze博士は受入研究室にて研究活動に取り組み、研究室ミーティング、グループミーティングへの参加だけでなく、研究室の学生らと日常的に交流し、日々の研究活動において生じる技術的課題の解決に大いに貢献した。特に自身も研究に活用された、ネットワークを介したロボットの制御、ロボット開発プラットフォーム(ROS)、移動ロボット制御ボードに関する知識、経験を学生と共有し、学生らの研究活動が大いに促進された。

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