2010年度 3年生対象 学習ガイダンス【必須】

3年生対象「学習ガイダンス」を下記日程にて実施しますので,必ず出席してください

2010年4月13日(月),精密機械工学実験Aのガイダンス後,5334号室
※持参品:成績表,及び履修要項を持参すること


2010年度 精密機械工学実験A ガイダンス【必須】

「精密機械工学実験A」のガイダンスを下記日時に行いますので,必ず出席してください

2010年4月13日(月),13:00,5334号室
対象:1組~4組,4年生以上の履修者
配布物:実験テキスト,実験日程表,名札,班割表

実験ガイダンスに引き続き,「3年学習指導全体ガイダンス」を実施します.


2009年度 精密工学修了式

学科卒業式に引き続き,精密工学専攻修了式が開催されました.
2009年3月24日(水),15:00~,5334号室

【写真の左右をクリックすると簡易スライドショーになります】

 

専攻主任祝辞

本日,精密工学専攻を修了された博士後期課程2名,前期課程50名の学生諸君に学科・専攻教職員一同より心からのお祝いを申し上げます.皆さんおめでとうございます.

 本日ご出席のご父母の皆様にも,ご子様が中央大学大学院理工学研究科精密工学専攻を修了され,希望に燃えて新たな門出の時を迎えられましたことに心からお祝い申し上げます.またご子様が本学に入学以来,学部・大学院を通した6年間または後期過程のプラス3~4年間,中央大学精密機械工学科及び精密専攻に寄せられました皆様からの多くのご厚情,ご支援に対しても,教職員を代表してここに深く御礼申し上げます.

 まず,後期過程を修了される2名の皆さん,後期過程での皆さんの並々ならぬご努力により,本日,博士(工学)を授与されました.心よりお喜びいたします.皆さんは,技術者として再スタートし,または,特許庁審査官としてこれからを歩んでいかれると聞いております.本日皆さんは,中央大学大学院を巣立つわけですが,今後,社会に出ても,中央大学大学院精密専攻で研鑽を積んだことを誇りに,より一層の飛躍を期待しております.

 前期過程修了の皆さん.ここにいる大部分の皆さんが大学院に入学された2008年の秋には,アメリカ発のリーマンショックのため,世界同時不況となり,ちまたでは,いわゆる勝ち組みと負け組みに二極分化された格差社会となり,“非正規雇用”,“ワーキング・プアー”等が社会問題となっています.また,大学生の就職内定率が2/1現在で前年同期6.3ポイント減の80.0%で,就職氷河期といわれた2000年度の81.1%をも下回る過去最低となっています.そんな中でも,皆さんの中の大半が正規雇用の技術者として世の中に巣立っていくことができました.このことは,大変喜ばしいことですが,喜んでばかりもいられません.先ほども述べましたが,世界同時不況のなか,生産台数,利益とも世界一であったトヨタ自動車でさえ,販売不振と世界的リコール問題で苦しんでいます.特に,リコール問題は,トヨタの技術の信頼性の根幹を揺るがすものです.この原因の一つとして技術者の能力低下が上げられます.皆さんには,是非とも技術立国日本を背負ってたつ技術者を目指してください.そのためにも,中央大学大学院精密工学専攻での研究を通して学んだ,論理的思考能力,問題解決能力,説明能力,そして研究室のスタッフ・先輩として先生と共に,研究室の4年生の卒業研究の指導を通して得られた管理・指導能力をさらに向上させるためにより一層の努力してください.また,大学院後期過程に進学する学生は,さらに高みの研究ステージに進み,3年後には前期過程での研究成果以上の成果を挙げ,本日巣立つ2名の先輩のように立派に社会に巣立ってください.もちろん,技術者以外になる人も,大学院での研究を通して鍛錬してきた論理的思考能力,問題解決能力,説明能力は今後,いかなる職業に就こうとも,必ず必要になると思います.

 世の中の状況を考えると,皆さん自身のこれからの人生も決して平坦とは言えないでしょう.しかし,皆さん,そんな状況でも恐れず・ひるまず・立ち尽くさないで下さい.そして,自分の力を信じて前進してください.

 そして将来,自分の仕事で更なる深い知見が必要となったら,もう一度大学で研究をしてみたいと思ったら,中央大学精密工学専攻には社会人を対象とした博士後期過程があります.先ほども述べましたように,本日も1名の社会人ドクターが皆さんと一緒に精密工学専攻を巣立ちます.また,現在1名の社会人が後期過程に在籍し,来年度も新たに1名の社会人が後期過程に入学してきます.社会人博士後期過程では,皆さんが望むなら,会社に行きながら大学で研究を進め,博士(工学)の学位を取得することが出来ます.是非とも,このことは皆さんの記憶に留めておいて下さい.そして,少しでも社会人博士後期過程に興味を持ったら,遠慮せずに,指導教員だった先生に相談してみて下さい.もちろん,修了した研究室以外の研究室で研究したい場合も同様です.

 本日皆さんは中央大学大学院精密工学専攻を巣立っていくわけですが,これから皆さんが社会人となり幾つになっても,どんな地位になったとしても,今,皆さんの周りにいる人達はかけがいのない友達に変わりありません.大学院での研究生活を通して文字通り寝食を共にし,時間の経つのを忘れて議論を戦わせ,また時にはいっしょに酒を酌み交わし青春を謳歌してきたかけがいのない仲間です.是非とも同窓であることを誇りに思い,末永い友情を育んでください.また,これまで皆さんを陰になり日向になり支えて下さった御父母・ご家族に対する感謝の気持ちを忘れないで下さい.

 私達教職員も,本日で皆さんとお別れとなりますが,別れの寂しさよりも皆さんが中央大学大学院精密工学専攻の修了生として,社会の多方面で活躍してくれることへの期待の方がはるかに大きいものです.ですから,皆さんには修了後も,是非とも大学・研究室へ顔を出してください.そして,皆さんが精密工学専攻で築いた基礎の上に,多くのものをしっかりと築き,さらに大きく成長している姿をわれわれ教職員に見せてください.そうして頂くことが,ここにいる全ての教職員にとって何事にも変えがたい喜びなのです.また,大学・研究室を訪問した際は,皆さんの後輩にも社会人としての経験を色々話してやってください.きっと,皆さんの後輩の今後に大いに役立つことだと思います. 

 そして,繰り返しになりますが,皆さんは中央大学大学院の精密工学専攻で学んだことに自信と誇りを持って大きく羽ばたいてください.皆さんの益々の健康と今後のご活躍を心からお祈り申し上げます.そして,もう一度本日はおめでとうございます.

 最後になりますが,皆さんもご存知のとおり,村奈嘉教授も本日皆さんと一緒に中央大学をご卒業になります.皆さん,感謝の意味をこめて,村奈嘉教授に拍手を送りたいと思います.

 以上はなはだ簡単ですが,専攻主任として皆さんへの祝辞とさせていただきます.

学位授与式

   

修了生総代挨拶

  

三浦賞 大森隼人

 

ベストプレゼンテーション賞 小谷野 高徳,所 勇輝,前田 浩之

   

同窓会表彰

   

自動車技術会 大学院研究奨励賞表彰 小林 真也

 

閉式


2009年度 精密機械工学科卒業式

全体の卒業式後に,各学科に分かれて学科卒業式を行いました.
2009年3月24日(水),14:30~,5333号室

【写真の左右をクリックすると簡易スライドショーになります】

   

  畠山賞授与 小林大夢 

 

学科主任祝辞(戸井武司先生)

 本日は,精密機械工学科の教職員を代表して,一言はなむけの言葉を述べさせて頂きます.

 159名の卒業生諸君,中央大学理工学部精密機械工学科の卒業おめでとう.また,本日ご臨席賜りましたご父兄の皆様は,ご子息のご卒業までの長い学生生活を暖かく見守り,共に歩んでこられ,無事に今日の日を迎えられたことに感激もひとしおのことと存じます.

 さて,卒業生諸君は大学生活から何を学んだでしょうか.一般教養科目や精密機械工学の専門科目,製図や学生実験など夜を徹してのレポート作成もよい思い出となっているのではないでしょうか.また,卒業研究では指導教員や大学院の先輩たちとの交流から,研究の楽しさや厳しさを学んだのではないでしょうか.さらに,サークルやアルバイトから人と協調することの重要性を学んだことでしょう.

 2008年9月のリーマンショック以来アメリカ経済に対する不安が広がり,世界的な金融危機へと連鎖し,日本経済が冷え込んでいます.卒業生諸君の中には希望する企業の求人取り止めや採用数の削減などで厳しい就職活動になった人もいることでしょう.このような状況下でも,中央大学の精密機械工学科は,他大学と比較して非常に好調な求人数を獲得し続けています.それはなぜでしょうか.精密機械工学科は1949年に設置され昨年60周年を迎え,輩出した卒業生は精密機械工学科のみで1万人以上となり,最先端の技術分野を牽引する卒業生が多数います.不況下でも変わらない求人は,精密機械工学が裾野の広い技術分野であり多方面で必要とされ,また卒業生の活躍が評価されていることに他なりません.卒業生諸君は,逞しい先輩方に負けないように社会でまたは大学院で第一線のエンジニアとして高い目標を達成する努力を続けてほしいと思います.

 ここで,これからの人生で重要となる3つのことをお話しましょう.

 まず第1は,“独自の技術を身に付ける”ことです.大学までの長い学習は知識体系を学ぶことが主で,卒業研究以外では他人と異なることをする機会は少なかったと思います.これからの社会や大学院では,お父さんやそれ以上の世代の方々と議論を重ねながら仕事や研究を進めていくことになります.そのときの武器は独自の技術であり,よい技術は必ず皆が認めてくれます.大学で学んだ知識は必ず役立ちますが,知識だけではよい技術は生み出せません.そこに自ら築いた知恵を活かすことが重要です.今後も日々の勉学を続けながら,知恵により人とは異なる独自の技術で勝負してほしいと思います.

 次に第2は,“信頼される人材になる”ことです.「ローマは一日にして成らず」という言葉がありますが,「信頼は1日して得られず」です.逆に考えれば,信頼を失うことは非常に容易で,最近の自動車メーカの例もあるように,長い間に築き上げた信頼はいとも容易く失ってしまいます.信頼を得るには,1)約束を守ること,2)give and takeの関係を保つこと,3)他人の気持ちになって物事を考えることなど社会人としての基本的な態度を身に付け,継続することが重要です.信頼される人材になれば,人脈は自然と広がりより高度な仕事や研究を成し遂げるチャンスが増えます.

 最後に第3は,“自己管理を適正に行う”ことです.学生時代は飲んだ勢いで多少羽目を外したり,また暴飲暴食や昼夜逆転など身体に無理を掛けた生活をした人もいることでしょう.しかし,これからは自制心や健康管理が非常に重要となります.自分のためと同時に他人への影響を常に考えることを忘れないで下さい.今後は単独でできることから,複数の人と連携することが増えますので,自己管理が悪いと他人へ迷惑を掛けることになります.これからの集団社会では,昨今問題となっているような自己中心的な行動を慎むことも忘れないで下さい.

 ここでお話した3つ“独自の技術を身に付ける”,“信頼される人材になる”,“自己管理を適正に行う”ことを今後の術として実践し,未知の技術分野に果敢に挑戦して,日本および世界から注目されるような人材となってほしいと思います.

 さて,今年度は皆さんの卒業と共に精密機械工学科の村奈嘉与一先生が定年退職されます.村奈嘉先生は1965年に着任され45年間に渡り熱心に教育研究活動をされ,学内外の要職や精密機械工学科の卒業生を取りまとめる同窓会会長も歴任されました.一方,今年度は精密機械工学科で初の女性新任教員2名,新妻先生および杉本先生が着任され,また来年度は新たに新任教員3名が着任されます.さらに,2年後の2012年には新しい9階建ての新校舎が後楽園キャンパスに竣工し,現2号館は解体され,新しい研究環境が整う予定です.我々教職員は精密機械工学科の発展に今後も邁進して参ります.卒業生諸君は時折立ち寄り,精密機械工学科の発展する様子を見て頂く共に,立派に成長して社会で活躍している姿を我々に自慢して下さい.また,卒業後は先輩として在校生諸君に貴重なアドバイスや,社会での経験を披露するなど今後の中央大学への支援もよろしくお願いします.

 これからの人生は敷かれたレールがない,大海原への旅立ちとなります.その中では今まで経験したことのない苦労も少なからずありますが,千里の道も一歩からと言われるように,あせらず,地道に,コツコツと努力を続け新しい道を自ら切り開いてほしいと思います.卒業生諸君のこれからの益々の飛躍を期待しています.以上簡単ですが,はなむけの言葉に代えさせて頂きます.

以上


2009年度 修士論文発表会

2009年度「精密工学専攻修士論文発表会」が,
2010年2月22日(月),10:00~17:00
3教室(5334・5335・5336)
にて行われました.
毎年,各教室ごとに投票によるベストプレゼンテーション賞を決めています.

 


2009年度 卒業論文発表会

学部4年間の集大成でもある卒論.その発表会が,
2010年2月23日(火),9:55~17:00
4教室(5333・5334・5335・5336)
にて開催されました.

 


理工白門祭での研究室公開の様子

1113日に行われた中央大学理工白門祭にて精密機械工学科の研究室公開の様子をお届けします。

  

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14研究室が11311:0017:00の期間一斉に研究室を公開し、来場者でにぎわいました!!

特に来年度、研究室に配属される精密3年生の来場者がとても多かったです。

 

生産環境工学研究室(井上研)              知能化機械加工研究室(井原研)

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知的計測システム研究室(梅田研)              機械力学研究室(大久保研)

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ロボット工学研究室(大隅研)          材料工学研究室(金澤研)

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計算材料工学研究室(辻研)          音響システム研究室(戸井研)

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流体工学研究室(中山研)            ヒューマンシステム研究室(新妻研)

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生産情報システム研究室(平岡研)                      熱エネルギーシステム研究室(松本研)

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バイオメカトロニクス研究室(中村研)

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ちなみに戸井研は、理工白門祭の研究室企画大賞に選ばれました!!

おめでとうございますッ★

来年度の理工白門祭ももっと盛り上がることを期待しましょう!!


ヒューマン・システム研究室(新妻研)

ヒューマン・システム研究室(新妻研) 研究室紹介

【研究室のテーマ】

 ヒューマン・システム研究室では,ロボットやメカトロニクス機器はもちろんのこと,コンピュータ等の小型デバイス,それらを取り囲む空間など「行為主体となりうる入出力を有する系」を<システム>として位置づけます。それらのシステムは,計算能力,記憶領域の向上と,ネットワーキングによって,より多様な振る舞いが可能になってきました。

そのようなシステムを用いて,工学的に人の五感を拡張したり,作業効率を向上させたりするためには,人とシステムの相互作用について考える必要があります。そのため本研究室では,  『人とシステムが共生する仕組み』について考える学際的な研究テーマに取り組んでいます。

【具体的な研究テーマ】

<人とロボットの共生プラットフォーム>

  • 空間知能化における人の活動内容の分類と記述空間に埋め込まれた様々なセンサを用いて人の活動内容や空間の状況を識別するための仕組みについて研究します。空間知能化のコアとなる技術です。知能化された空間と人とのインタフェースについても研究します。
  • 移動ロボットナビゲーション,アクチュエータ制御人の活動をサポートするため,移動ロボットや可動式プロジェクタなどを導入します。ロボットシステムが空間とコミュニケーションしながら,実世界に対応して行動できるようにすることを目指します。

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<人とロボットのコミュニケーションモデル>

  • 動物行動学に基づく人とロボットの持続発展的コミュニケーションモデルに関する研究人とロボットの持続的なコミュニケーションの実現を目指して,本研究室では犬の愛着行動の解析から得られた知見をロボット工学に応用することを検討しています。
  • 人の移動機能を拡張するパーソナルモビリティツールに関する研究人との協調を考慮した自律移動機能を備えた人間搭乗型自律移動ロボットについて検討します。ハンドルやジョイスティックに代わる新しいヒューマンインタフェースについても研究対象になります。

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<人の能力を拡張するヒューマンインタフェース>

  • 人の環境知覚能力を拡大するマルチモーダルインタフェースに関する研究本研究では特に,複数の感覚器に対応した情報を提示することにより,ある主要な感覚器(例えば視覚)を代替する情報提示システムについて検討しています。

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その他,身体動作を用いた様々なインタラクティブインタフェースについて研究を進めています。

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機械力学研究室(大久保研)

機械力学研究室(大久保研)

メンバー
大久保 信行 教授 修士2年:4人 修士1年:4人 学部4年:7人(女の子2人)

研究内容
大久保研究では振動・騒音の研究をおこなっています!!
なぜ振動と騒音をセットでやっているのか、不思議に思う人もいるかもしれません。なぜ振動と騒音をセットでやっているのかというと、物が振動することで音が発生するからです(音の発生要因はこれだけではありませんが)。
一番簡単な例がスピーカーです。スピーカーは振動板が振動することで音を発生させます。機械から騒音が発生する際も、部品のどこかが振動して騒音が発生している場合が多くあります。
大久保研究室では主に機械の振動・騒音を低減する研究を、企業との共同研究の形でやっています。機械が稼動すれば振動が発生するので、研究対象は機械全部とも言えます!!(言い過ぎました!)

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研究室の雰囲気
4年生は修士の先輩の下につき、研究を進めていきます。実験器具の使用方法や研究の進め方など、わからないことがあればすぐに教えてもらえます。
平日はほとんどの人が研究室に来て研究しています。研究が大変なときもありますが、やった分だけ自分の力になるので頑張ります(もう頑張れないと思うときもあります…)。
週1度は大久保先生と打ち合わせをして、研究したことの報告や、これからの研究方針の決定などをおこないます。先生との打ち合わせの前はみんな大変です。
研究ばかりしているのかというと、そんなことはありません!8/11~8/13は戸井研の人と一緒に、みんなで海に行ってきました。遊ぶときは遊びます!!
大久保研と戸井研は研究していることが似ているので、ほとんど一緒に研究しています。大久保研と戸井研を合わせて、CAMALカマル(Chuo university Advanced Mechanical computer Aided engineering Laboratory)と言います。

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研究は大変ですが、とても力のつく研究室だと思います。何か聞きたいことがあれば2号館2341室まで是非お越しください!!


熱エネルギーシステム研究室(松本研究室)

「氷」と聞いて、あなたは何を思い浮かべますか?

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夏の風物詩、かき氷ですか?

スポーツ好きの方は、スケートでしょうか?

それとも、北海道の流氷や北極などの風景を連想しますか?

私たちにとって身近な「氷」も、そのイメージは人によって様々だと思います。

私たち、熱エネルギーシステム研究室(松本研)では、私たちにとって身近な物質である「氷」の持つ性質に着目して研究を行なっています。

本紹介では、「氷の知られざる利用法」と「謎に満ちた松本研」を皆様に紹介します。

「氷蓄熱」って、なぁに?

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答えは、氷を蓄熱材として利用することです。文字通りですね。

「氷蓄熱」は、①氷の原料である水が入手しやすく安価であること、②氷の融解潜熱が大きいこと、に着目しています。融解潜熱とは、一定の量の固体(氷)が液体(水)に相変換するときに必要な熱エネルギーのことです。氷は同量の水にくらべて、非常に多くの冷熱エネルギーを蓄えることが出来ます。

<図でわかる氷蓄熱>

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「氷蓄熱」の技術は、どのように利用されるの?

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氷蓄熱は、電力消費と密接な関係があります。

私たちは、1日のうち夜間よりも昼間に多くの電気を使用します。そのため、電力消費には偏りが生じています。そこで、夜間に使われていない電力(余剰電力)を使って氷を作り、その氷を昼間に使用することで、昼夜の電力消費の差を少なくします。1日の電力消費を平準化することにより発電効率が向上し、CO2の削減につながります。

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1日の消費電力のモデル図                消費電力の平準化イメージ図

「氷蓄熱」はわかったけど、それじゃあ、どんな研究をしているのさ?

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と言われると困ってしまうのが、松本研究室(笑)

実は、「氷」や「冷熱」などに関係あるものを幅広く行っています。

松本研究室では、基本的に卒研生と大学院生がペアとなり、1つの研究テーマに取り組んでいます。研究テーマの説明は、テーマ数が多いので省略します。気になる方は、オープンキャンパスや大学祭のときに研究室公開を行っていますので、お越し下さい。

① 氷蓄熱に関する研究

・  氷蓄熱システムの実機試験

・  氷蓄熱システムに使用する冷媒であるエマルションの開発

② 冷却固体面への氷雪の付着に関する研究

・  冷却固体面への氷の付着の防止・抑制に関する研究

・  ナノスケール場での霜のかき取りに関する研究

③ 氷・氷結晶方向制御に関する研究

・  マイクロバブル含有氷の生成方法に関する研究

・  トレハロース水溶液の凍結挙動についての研究

・  氷の結晶方向制御に関する研究

【松本研の謎①】 松本研究室の活動内容

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松本研究室では、毎週1回、ゼミがあります。

研究生はゼミに向けて、毎日、研究を行なっています。そのため、学部や院生関係なく、皆の仲が良い研究室です。

研究室のイベントには、新歓、4学合同ゼミ、ゼミ合宿などがあり、その中でも合宿は、最大のイベントです。「やるときはやる、遊ぶときは遊ぶ」それが松本研です。

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ゼミ合宿中の様子

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ゼミ合宿後

【松本研の謎②】 松本研にある、あのでかい箱みたいなもの、なぁに?

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よく聞かれます。あれは、恒温室です。

恒温室と聞くと聞こえは良いですが、要は冷蔵庫です。

箱の上に乗っているユニット以外は全て手作りです。カラーバリエーションは、赤色、白色、桃色、茶色、こげ茶色の全5色。松本研究室には、計6台あります。

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冷蔵庫の内壁には、断熱のため、隙間無く発泡スチロールが貼ってあります。室温にも因りますが、冷蔵庫の中は最低で-10℃くらいまで冷やすことが出来ます。冷蔵庫の中には、班によって様々な実験装置が入っています。

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冷蔵庫の内壁の様子              冷蔵庫内の実験装置の一例

【松本研の謎③】 松本研にある???って、なぁに?

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松本研には、少し高価な装置があります。それが「放射温度計」と「高速度カメラ」です。

装置の名前を聞いてもイメージが湧かないと思いますので、この装置を使って得られる画像を交えながら紹介していきます。

~ 放射温度計 ~

放射温度計とは、温度計の一種です。しかし、皆さんが理科の実験で使用した温度計とは少し違います。放射温度計は、物体から放射される赤外線や可視光線の強度を測定して、物体の温度を測定する温度計です。

下の画像は、放射温度計の測定の様子です。温度が高いところが赤く、低いところは青く表示されます。画面の左側に表示されている数字が、測定点の温度になります。

この放射温度計は、非接触かつ短時間で温度を測定できるという利点があります。

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さわやかなお兄さんを測定した画像        お兄さんが氷水を持って暴れている様子

~ 高速度カメラ ~

端的に説明すると、スローモーションで再生できる撮影を行うカメラです。

熱とはあまり関係のない装置ですが、研究室では、過冷却解消の伝播速度など非常に速い反応を観察・測定するために使用しています。

もちろん、定番のミルククラウン(下の画像)も撮影できます。

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さいごに

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いかがでしたでしょうか?

研究内容について、詳しく紹介できなかったのが残念です。

研究内容を詳しく知りたい方は、オープンキャンパスや学校祭のときに研究室公開を行いますので、ぜひ気軽に見学にきてみてくださいね。


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