2011年度 精密機械工学科 入学式

精密機械工学科 新1年生の皆さん!

ご入学おめでとうございます!

2011年4月4日(月)に学科ごとの入学式が行われましたので、ご紹介致します。なお震災の影響で残念ながら学部全体の入学式は開催されず、各学科のみでの開催となりました。

    

新入生のみなさん。今回は私服での参加。

   

精密機械工学科が誇る最強の教授陣!!

梅田教授から祝辞を頂きました。(心強いお言葉でした!)

ーーーーーーーーーー以下に内容を掲載致します。ーーーーーーーーーー

2011年度 精密機械工学科 入学式 祝辞

2011年4月4日

精密機械工学科 主任 梅田

 本年度学科主任の梅田です.精密機械工学科教職員を代表してご挨拶します.

 まずは新入生の皆さん,入学おめでとうございます.今年ほど,この「おめでとう」が身にしみる年はないのではと思います.

 震災で被災された方々に,お見舞い申し上げます.幸い,理工学部の在校生の安全確認はとれ,また新入生の皆さんも,渡航自粛要請により来日できない留学生の方を除いて,134名ほぼ全員が大丈夫であると伺っています.もっとも,皆さん全員が多かれ少なかれ被害を受けている訳ですし.親戚の方やご友人が大きな被害を受けた方もいると思います.もしかしたら大切な人を亡くされた方もいるかもしれません.心から哀悼の意を表します.

 この震災で皆さんが痛感していることの一つは,当たり前のことの大切さではないでしょうか.

 大学だと,入学式や授業があるのは当たり前ですね.入学式に関しては,式典は中止になりましたが,学科紹介は行うことが出来(例年のスーツ姿でご家族もご同席というのとは違う雰囲気でしたが),とても良かったと思います.また,授業に関しても,中央大学では,予定通り実施することを決めています.ご存知の様に,大学によっては1ヶ月程度講義を延期するところもあります.我々の判断が正しかったのかどうかはまだ分かりません.それでも,予定通り授業をできることは,我々にとっても,大変嬉しいことであると思っています.

 学生の皆さんも,普通に授業を受け,勉強できることを幸せに思って欲しいと思います.そして,是非しっかりと,勉強を,学問をして下さい.受験戦争を終えてやっと大学に入ったと思ったら途端にまた勉強しろか,とうんざりする方もいるかもしれませんが,大学とはそもそもそういう所です!

 昨今の厳しい経済状況で,最近では企業も大学の名前だけで学生を採用してくれることはなく,真に実力のある学生を求めています.しかも,今回の震災で,社会の先行きがますます不透明になってしまいました.これに対して皆さんが今できること,やるべきことは,しっかり勉強して,実力をつけることしかありません!精密機械工学科は,そのためのカリキュラムを提供しています.本学科でしっかり勉強して卒業していったOB/OGの方々は,社会で活躍しています.

 なお,勉強を進めていくにあたって,被災された方々に対する措置は大学として勿論行いますので,ご安心下さい.何かあれば遠慮なく相談して下さい.

 さて,大学生の時期は,皆さんの人生にとって,もっとも輝ける時です.皆さんはエネルギーに満ちています.あくまで勉強をしっかりやった上でですが(!),是非学生生活を楽しみ,人との交流も持ち,人間的にも成長して欲しいと思います.理工系の学生として,論理的な思考を行う力,正確な判断力を身につけて欲しいのですが,それと同時に,専門馬鹿にならず,グローバルな視野を,そして想像力を持つ人間になって欲しいと願っています.震災の影響などで何かと不安はあると思いますが,浮つかず,地に足をつけて,そしてあまり縮こまらないで欲しいと思います.

 一言で言えば,「やるべき時に,やるべきことを精一杯やる」ことが重要だと思います.大学生としてやるべきことをしっかりやって下さい.

 最後に皆さんにお願いです.この機会に,是非ご家族に感謝して下さい.想像力を持つ人間になって欲しいと言いましたが,ご両親はじめ家族の方々が,皆さんをここまで育てるのがどれだけのことであるか,想像してみて下さい.

 皆さんとこれから過ごす4年間,あるいは大学院含めた6ないし9年間(精密機械工学科では1/3以上の学生が大学院に進学します)を我々も楽しみにしています.

 ーーーーーーーーーー以上ーーーーーーーーーー

後楽園キャンパス内の桜はまだ満開ではありませんでしたが、皆さんの華やかな学園生活と共に満開になる事を願っております。

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