9月18日(日)朝日新聞朝刊に精密機械工学科教授戸井先生の研究が掲載されましたので紹介します.
添付ファイルを参照ください.
【戸井先生の言葉として紙面より抜粋】
ここが大事
『音響工学の研究はニーズが高い反面,物づくりと関連づけて取り組む人が多くないため,今後,需要が広がる分野です.
世の中は日々進化し,どんどん変わっています.現状に満足せず,絶えず問題意識を持ってほしい.どんなテクノロジーでも人の役に立つことが求められます.人がどう感じるかを考え,快適かつ機能的な物づくり,音作りをする気持ちを大切にしてほしいと思います.」
精密機械工学プロジェクトのTAの皆さんへの連絡です.
以下の日時・場所で,TAの説明会を行います.必ず集まってください.
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2016年度精密機械工学プロジェクト TA説明会
日時:9月21日(水)13-14時
場所:2F製図室(2215号室・2221号室)
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中央大学に来てみませんか?
本年度も、「大学を見てみたい」「大学の授業ってどんな雰囲気?」「とにかく中央大学を知りたい」という高校生・受験生の皆さんのために、【オープンキャンパス】を開催します。
保護者の皆さんもぜひご一緒に足を運んでください。
模擬授業・研究室公開・個別相談・入試説明会など、今年も盛りだくさんのプログラムを用意して、皆さんのご来場をお待ちしています。
参加費無料、事前予約不要、入退場自由です。
中央大学ホームページにありますように,学部・大学院の授業を3限目まで休講とし,キャンパス内への立ち入りを禁止するそうですので注意してください.
また,詳細は,ホームページを参照してください.
精密機械工学科に2016年4月に赴任された,助教の山田泰之先生を紹介します.
【経歴】
慶應義塾大学 理工学部 機械工学科卒業(2009年3月)
慶應義塾大学大学院 理工学研究科 環境開放科学専攻 後期博士課程修了(2013年3月)
日本学術振興会特別研究員(2011年4月~2014年3月)
東京工業大学大学院理工学研究科機械宇宙システム専攻 福島研究室 研究員(2013年4月~2014年3月)
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科附属システムデザイン・マネジメント研究所研究員(2013年4月~2014年3月)
日産自動車株式会社 R&D(2014年4月~2015年9 月)
中央大学 研究開発機構 機構助教 ( 2015年9月~2016年3月)
中央大学理工学部精密機械工学科助教(2016年4月~)
【研究】
私は,「形・構造・ダイナミクスの関係性を追及することで,人間や周辺環境を含めたシステム全体と調和し,かつ多様性やロバスト性を生み出せるメカニズム」の創生に取り組んでいます.
複雑多様化した人間の活動に対応するために,ソフトウェアの進化は目覚ましく,作業や情報伝達の高速効率化等が実現されています.一方で,人やその生活環境がアナログであるため,複雑多様化した様々な問題を抜本的に改善するためには,実際の物理的な繋がりを担うハードウェアの進化も必須と考えています.私は,ハードウェアの構成要素の中でも,特にメカニズムに着目し,形,構造やダイナミクスの関係性を追及したメカニズムで,システム全体と調和して,複雑多様な課題解決を試みています.
センサやモータを沢山利用した複雑で多自由度な機械システムは,一見,未来的で役に立ちそうですが,目的に対して最適な解とは限らないと考えています.私はむしろ最も単純な構成や形状,少ない動きの自由度で構成されたシンプルな機械システムを出発点として問題の本質的な解決を目指しています.
大学は主に,省エネ・省力化のための自重補償メカニズムを研究し,大学院では移動メカニズムについて研究を行ってきました.
自重補償メカニズムとは,カウンタウエイトや弾性要素を利用して,機械にはたらく重力によって生じる無駄なエネルギ消費を軽減するための技術です.様々な荷役機械,建設機械,ロボットアームやアシストスーツへの応用研究を行っています.
移動メカニズムの研究については,よりシンプルでロバスト性の高い移動メカニズムを目指しています.例えば,火山観測のためのクローラロボット等を研究してきました.最近では,最小の移動メカニズム・モビリティとし靴もテーマの1つとして研究しています.例えば,歩きやすいハイヒールYaCHAIKAも提案しています.
上記のような“もの”を主体とした研究は,PCのみでスマートには行えず,手を使って試作を繰り返して地道に進めます.機械,ロボット,メカニズム等のものづくりに興味がある方,将来のモノづくりに貢献したい方は,ぜひ中村研に足を運んでその様子実際に見てみてください.きっと自分の手で何か作りたくなります.
【興味・趣味】
とにかく何かを作ることが好きです.自動車,機械,料理,靴,家具,内装,陶芸,アクセサリ等々なんでも作ります.既製品というものは,基本的に特定の1人のユーザ(私だけ)のために作られたものではありません.そのため,全てのユーザが完全に既製品で満足できないのは当然です.私は何かを買って使っている間に不満があれば,直ぐに改造します.それでも満足できない場合に,自作しようと思い立ちます.これが私のものづくりのスタートです.このように,機械系学科出身という強みを生かし,図面を引いたり,部品を選んだり購入したりすることで,身の回りの色々なものを自分ごのみにカスタマイズすることが大きな趣味となっています.
是非皆様も,精密機械工学科で,自分でものを作れるスキルと知識を身に着けて,仕事だけでなく,私生活や趣味でもその威力を発揮してものづくりを一生楽しんでほしいです.
下記の要領で,学会発表助成制度説明会が開催されます.
記
【学会発表助成制度説明会】
・日時:5月12日(木)ティーチング・アシスタント業務説明会終了後
・場所:5533教室
下記の要領で,ティーチング・アシスタント業務説明会が開催されます.今年度初めてティーチング・アシスタント(技術員代替アルバイトを含む)を担当する諸君や昨年度参加しなかった諸君は必ず出席してください.
記
【ティーチング・アシスタント業務説明会】
・日時:5月12日(木)16:20~17:00
・場所:5533教室
本賞は、大学院生の学業の向上発展に資するため、自動車に関連した技術
分野において優れた研究を行った大学院修了予定者に授与されるものです。
2015年度の受賞者(102名)が決定しました。
◆2015年度 大学院研究奨励賞
受賞者・研究テーマなど詳細はこちらをご覧ください。
⇒ https://www.jsae.or.jp/rk/074812
問合せ先 育成・イベントグループ 小泉・後藤 student@jsae.or.jp
茂木 勇祐
中央大学 大学院理工学研究科精密工学専攻
脳活動計測に基づく車室内警報音の音像定位による危険認知支援 漫然運転によ
る自動車事故を防ぐため,自動車周囲の危険を適切な警報手段でドライバに知ら
せることが重要である.本研究では危険をドライバに知らせる車室内警報音を音
像定位させて方向感を付加し,危険の方向を音で直感的に伝える手法を提案し
た.また,提案手法の優位性を,実際の自動車車室内における危険確認までの反
応時間,運転課題による注意散漫度,および実験中の脳活動より評価した.方向
感を付加した警報音を利用すれば,視覚による警報と比べて反応が早く,運転動
作を妨げず,かつ脳への負荷が少なく周囲の危険を認知できることを見出した.
4年の金曜5限に情報機器が開講されます.
内容は以下の通りです.
日立,リコーの方々にリアルな内容をご講義頂け,内容としても精密の学生にとって大変興味のあるものとなっております.
興味のある学生は,積極的に履修することをお勧めします.
■【情報機器/授業計画】
4月08日 緒方・木村・徳山・吉田(初回だけ4人で担当)
第01回 情報機器の概要と講義の進め方
4月15日 徳山 第02回 磁気ディスク装置(1):装置構成と動作、ヘッド浮上技術
4月22日 徳山 第03回 磁気ディスク装置(2):ヘッド位置決め機構
4月29日 木村 第04回 光ディスク装置(1) :光ディスク概要と光点位置決めシステムの構成
5月13日 木村 第05回 光ディスク装置(2) :光ディスク機構と光点位置決め機構技術
5月20日 緒方 第06回 映像情報システム(1):生活をとりまく映像情報機器とその原理
5月27日 緒方 第07回 映像情報システム(2):カメラ、画像処理、画像認識技術の基礎
6月03日 緒方 第08回 映像情報システム(3):画像認識技術の車載システム応用と最新の技術動向
6月10日 吉田 第09回 ATM(1):現金自動取引装置とその構成、紙幣の特性、紙幣還流機構と紙幣の処理方法
6月17日 吉田 第10回 ATM(2):紙幣や通帳等の媒体の取り扱い技術
6月24日 三矢 第11回 プリンタ(1):画像記録の基礎、プリンタの種類と概要
7月01日 三矢 第12回 プリンタ(2):各種プリンタの作像原理とその基本技術
7月08日 三矢 第13回 プリンタ(3):プリンタの製品要素技術事例と最新の技術動向
7月15日 三矢 第14回 プリンタ(4):プリンタ製品及び画像記録技術の今後の展望
7月22日 三矢 第15回 プリンタ(4):3Dプリンタとプリンテッドエレクトロ二クス技術、他